正定寺 寺子屋
正定寺では、「お寺で学ぶ」をコンセプトとして、「正定寺 寺子屋」をはじめます。
広く一般に公開し、様々の分野から講演やワークショップなどを通して学びを深めたいと思っています。
年1回以上の開催を目標としております。
第1回
JAL折り紙ヒコーキ教室
J A L × お 寺 × 楽しく学ぶ
7月21日(金)10:30-13:15
正定寺では、第1回寺子屋「JAL折り紙ヒコーキ教室」を開催しました。総勢80名を超える教室となりました。参加者である小学生は夏休み初日にあたり、地元向渕だけでなく、榛原、橿原、名張などから36名が参加、見学者は保護者だけでなく、遠くは東京や大阪からも来られました。
指導いただくJAL・日本航空スタッフは、伊丹空港、関西空港、大阪支店、京都支店から7名、さらに折り紙ヒコーキ協会からもお越しいただきました。
10時30分、東森尚人住職が挨拶。引き続きJALスタッフの自己紹介で「折り方教室」が始まりました。ホワイトボードに掲示された大きな折り紙で、スタッフが説明、指導します。今回は2種類の折り紙ヒコーキを作りました。
そのあと実際にヒコーキも飛ばし調整しました。そして競技会、個人戦と4つ分かれてのグループ戦。個人戦の優勝は福田くん。日頃から折り紙ヒコーキに親しんでいるそうです。
引き続きお昼ご飯。正定寺スタッフが用意したカレーご飯をみんなで食べました。
そのあと、境内でドローンが登場。このドローンはメディアネット宇陀さんの所有。空高くドローンが上昇すると歓声が出ました。みんなでドローンを目標・的にヒコーキを飛ばしました。最後に終了式。楽しい思い出とともに、それぞれ家路につかれました。
◉日 程
10:00 受付開始
10:30 オープニング・講師紹介
10:40 折り方教室
11:10 ヒコーキの調整
11:40 競技会
12:00 表彰式
12:10 教室終了
12:20 お昼ご飯
12:45 自由時間
・ドローンを飛ばしました
13:00 終了式
13:15 解散
正定寺ChannelでPR動画作成 Watch more>
※ご参考
JALグループ主催の「折り紙ヒコーキ教室」は、社会貢献活動としてJAL社員(折り紙ヒコーキ協会認定指導員)が国内・海外の各地を訪問し、ボランティア、無償で開催されております。詳細はこちらまで。
■広報関係
6月11日 FMなばりに出演。Read more>
7月2日 ならどっとFMに電話出演。
7月7日 読売新聞(奈良版)に紹介されました。
7月25日 毎日新聞(奈良版)に紹介されました。Read more
8月20日 本願寺新報に紹介されました。
8月20日 メディアネット宇陀で8月31日まで放映されます。Watch more>






住職のおもい
おかげさまで、多くのご縁をいただき、第1回の「正定寺 寺子屋」を、JAL・日本航空さんの協力を得て、開催させていただきました。ほんと多くの方々のご協力、ご協賛をいただきました。衷心より厚く御礼もうしあげます。
<開催前>
そもそも、「なぜJALさんとお寺?」
「しかも正定寺?」
異色の組み合わせと、疑問を抱かれるでしょう。
きっかけは、2016年秋の新聞記事からでした。母校で西本願寺の関係校である龍谷大学が、竹とんぼでギネスに挑戦するという内容でした。
「これは、おもしろい!」と感じました。
なぜなら、正定寺のある向渕は竹の里。
幼少の頃、竹とんぼを作って飛ばした思い出がよみがえりました。
しかし、大人数を集めることは、不可能。ギネスなんてもちろん難しい。
「竹とんぼの他に、何かあるか?」
「何を飛ばしていたのか?」
正月には凧。そして普段は、折り紙ヒコーキ!!
何気に「折り紙ヒコーキ」をネット検索しました。
そして、ヒットしたのが「JAL折り紙ヒコーキ教室」!?
よく見ると、JALさんの社会貢献で各地の小学校などで開催されてるとのこと。
「これ、おもしろそう!!」
早速、お世話になってるJAL京都支店さん、さらには西本願寺の接偶研修でご指導いただく関西国際空港JALのKスカイさんに相談しました。
「お寺で紙ヒコーキ教室できますか?」
担当の方に聞いていただき、返答は何と前向きに検討いただき、開催できそうとのこと。
ただ、お寺は住職一人で、運営できません。早速、正定寺門徒総代さんにも相談。了承を得た上で、3月の正定寺門徒総会で年度の事業計画の中でも説明し、了承も得ました。
そして、待ちに待った正式決定の連絡をいただきました!!
思えば幼少の頃、向渕の上空を行き交う飛行機を眺めていました。空港のない奈良県、しかも山里で、飛行機は憧れの存在でした。
しかも、よくよく考えると「空」の字が共通項。
JALさんは「そら」。仏教は「くう」。
仏教で「空」は重要で基本的な考え方です。
ものごとは、原因やさまざまな条件で、縁が互いに関係しあい「縁って起きている」。
すがた、かたちは、「縁って起きている」から、固定的実体は存在しない。一瞬一瞬で移り変わっているという考えが、「空」です。
移り変わるなかで、縁って起きている。これを「縁起」といい、浄土真宗では「ご」をつけて「ご縁」と言ってきました。
このたびも、まさに「ご縁」を頂戴して、開催の運びとなりました。多くの「ご縁」によって、社会や私たちも成り立っています。
お寺での手作り行事なので、どこまでできるかわかりません。少しでもお役に立つよう、ご恩返しができればと思っております。
ご参加お待ちしています。
<開催後>
感無量です。
地元の5倍の参加者でした。地元小学生は7名しかいない山里。そこに36名の参加者。その事実だけでもすごいことです。
ただただありがとうございます。
引き続き、正定寺、折り紙ヒコーキをよろしくお願いいたします。
正定寺 東森尚人